2019-2020年度のカレッジエッセイのお題が出ました。
実は、昨年のものと全く同じです。昨年は、今までと同じト ピックの他に自由に書いてね、と言うのが2つ付け加わっただけでしたので、近年は毎年同じということで す。現時点でまだ一般受験の合格発表は出ていませんが、高2(11年生)でも、うかうかと出来ない時期に なったと言うことですね。お題は一番下のリンクから見て頂けます。
大学にアピールするエッセイの内容をブレインストーミングする時期です。
自分自身を余すことなく、表現出来るトピックを選んで、早めに書き始めましょう。こ の共通エッセイの他に、出願する大学独自のエッセイもあることをお忘れなく。 昨年度、一番人気(24.1%が選んだ)だったのが、自由に題材を選んで書くというもの。次(23.7%)が自分が達 成したことについて書くというもの。そして自分の失敗や直面した困難から学んだこと(21.1%)、というもので す。
フレックスラーニングは、エッセイの添削だけでなく、どんな内容でどういう風に書き始めるかのブレインス トーミングを一緒にしています。エッセイ作成で1番時間が掛かり、かつ最も重要なことはエッセイに書く内容 を絞り込むことです。内容さえ決定すれば、あとは自信を持って書き進むのみです。是非、早い段階で1度ご 相談下さい。
まだ、書くのは早い、と思っている人に申し上げます。決して早くないです。現段階ですることは、トピックを 眺めて、どれが一番自分のことを大学に分かってもらえるかを考えることです。このトピックなら、こう言うこ とが書ける。これなら、こう。 早い時期からエッセイを書き始めても、内容の絞り込みが上手く行かなかった為にその完成版に満足行か ず、出願間際になって別のトピックで書き直す人も少なからずいます。
例えば、D君。一番ハマっているオン ラインゲームについて書いたのだけど、カウンセラーからこのテーマは絶対ダメ、と言われて困った。しかも このエッセイは、オンラインゲームでチャットをする時の罵詈雑言が入っている。まあ、本人のことは良く分か るでしょうけど、品は良くない。このテーマ自体は良くないとは、言い切れないと思うんですけどね。Aさん は、オンラインゲームの話を書いて、難関ニューヨーク大学に合格しましたしね。
結局、D君は、早期出願(アーリディシジョン)のギリギリまでかかって、失敗から学ぶと言うテーマに変えて、 書きかえました。あたり触りない内容で。でも、自分自身をきちんと書けたかと言うと、そうではなかった。結 果、アーリーディシジョンの大学から合格を貰えませんでした。成績も4.1あったし、ACT(全米統一テスト。 SATかACTのどちらかを提出する必要あり。)もなんと35と言う驚異的に高い点数があったっんですけどね。 まあ、彼の場合は、エッセイで落ちたと言えると思います。残念。
で、D君はどうしたか。不合格が分かって、一般出願までの間半月でまたエッセイの書き直し。一般出願は、 ドリーム大学から滑り止めまで入れて大体10校くらい出します。どの大学も共通エッセイ以外に独自のエッ セイを課してきます。だから全部で何と30ものエッセイを2週間で書いた!もう、背水の陣。ふらふら。 アイビーリーグ大学2校に出願していましたけれど、1つから補欠をもらって、最後の最後まで(7月半ば)合 格に変わるのを待ちましたけど、残念でした。結局、複数合格した中から、アイビーリーグ敗退者がたくさん いるリベラルアーツの大学に入学を決めました。その大学では、『どこのアイビーに振られたの?』と言うの が初対面の時の挨拶だと、D君が苦笑いで教えてくれました。エッセイが合否のポイントだった、て言うお話 です。
本格的にエッセイを書き始める必要はないですけど、ブレインストーミングを始めるいい時期です。一緒に 頑張りましょう!
フレックスラーニングニュースレター 2019年3月